ようこそ「日本食育チャンネル」へ!!
当ブログでは、
””「日本人」の心と身体を「食」で健康にしていこう!!””
をテーマにしています。
よく「健康のために〇〇を食べています」とか「健康のためには何を食べれば良いですか?」みたいなことを良く耳にします。
悲しいことにこういったことを気にする人のほとんどが、
一番重要な健康の地盤である「よく噛んで食べる」ことを疎かにしています。
もしかしたら知らないのかもしれません。
この記事では、なぜ「よく噛んで食べる」ことが重要なのかを書いていきます。
「よく噛んで食べる」は健康の地盤
「よく噛んで食べる」ことは健康の地盤です。
地盤が弱いとその上にどれだけ強固で立派な建物を建てても意味がありません。
それと同じように食べるときによく噛まないと、どれだけ食に気を付けていても意味がありません。
よく噛んで食べないと栄養の吸収率が下がりカロリーだけが増えていきます。
よく噛んで食べないと免疫力が下がって病気になりやすくなります。
「よく噛んで食べる」ことで効率良く栄養を吸収できます。
「よく噛んで食べる」ことで免疫力が上がり病気になり難くなります。
「よく噛んで食べる」という健康の地盤を出来るだけ強固にすることが一番大切です。
なぜ「よく噛んで食べる」と効率良く栄養を吸収できるのか
結論から・・・
よく噛むことで唾液がたくさん出るからです。
腸は栄養が吸収される場所ですが、
唾液が付着した栄養素は吸収され、
唾液が付着していない栄養素は排出されます。
栄養の吸収率は、付着した唾液の表面積で決まるといっても過言ではありません。
食べ物を細かく噛砕くことで表面積が飛躍的に増えます。
唾液の分泌量を増やすために「よく噛んで食べる」
分泌した唾液をたくさん付着させるために「細かく噛砕き」表面積を増やす。
そのために「よく噛んで食べる」
「よく味わって食べる」と表現しなおすことも出来るかもしれません。
よく何回くらい噛んで食べれば良いかを聞かれますが、回数に目安なんてありません。
一度に口の中に入れる量は個人差が激しいですし、
唾液の分泌量も個人差が激しいです。
食べる時の舌の使い方も個人差が激しいです。
上記の赤字で書いた理屈をしっかり意識して口の中の感覚を頼りに
「もっと唾液を出すために味わおう」「もっと細かく噛砕いて表面積を増やせないかな?」
みたいなことを意識してみてください。
なぜ「よく噛んで食べる」と免疫力があがるのか
結論から言うと上記と同じで
よく噛むことで唾液がたくさん出るからです。
身体に必要な菌や細菌は十分に唾液が付着して腸まで到達すると腸内細菌の仲間入りを果たします。
逆に十分に唾液が付着していない菌や細菌はそのまま排泄されます。
つまり、腸管免疫をつくるためにはサプリや加工食品ばかり食べているとダメだということが分かります。巷で大人気な「生きて腸まで届く乳酸菌飲料」等も飲み物であるため、ほとんど乳酸菌に唾液が付着しません。腸内に定着せず排出されるため腸内を通過する僅かな時間しか効果はありません。
やはり日本人なら日本人の身体に合った菌や細菌をとるためにも、
日本の土地で獲れたものを料理して
感謝しながらよく味わって「よく噛んで食べる」ことを意識したいですね。
米をよく噛んで食べると疲れにくくなる
なぜお米をよく噛んで食べると疲れにくくなるのか?
お米は唾液により麦芽糖まで分解されます。
麦芽糖は、口腔粘膜・食堂・胃ではあまり吸収されずに小腸まで行きます。
麦芽糖は小腸でゆっくり時間をかけてブドウ糖に分解され吸収されます。
小腸を通過するスピードは1時間で1mくらいです。
日本人の小腸の長さは標準で7mくらいであるため、
お米を十分な量を十分によく噛んで食べると約7時間エネルギーを供給し続けることができるわけです。
つまり、エネルギー切れによる疲労を起こしにくくなります。
お米は小腸の長い日本人にとって、理想の主食といえます。
肉もよく噛んで食べる
肉を食べる時もよく噛んで食べてください。
肉は大切なタンパク源です。タンパク質の消化吸収する内臓は胃だけです。
胃を通過したタンパク質は十二指腸で分解はされど吸収はされないためそのまま排泄されます。
つまり、胃で確実にタンパク質を吸収したいわけです。
その時にネックになるのが肉の脂肪分です。タンパク質は油でコーティングされています。
唾液にはリパーゼという脂肪分解酵素が入っているため、
しっかりと肉を噛んで唾液を分泌してタンパク質の周りの油をはぎ取っていきましょう。
ついでに細かく噛砕いて胃でタンパク質を分解しやすく細かくしておきましょう。
これで効率的にタンパク質を分解吸収することが出来るだけでなく無駄に捨てるタンパク質を減らすことが出来ます。
まとめ
とにかく健康になりたければ「よく噛んで食べる」
これに尽きると思います。
それ以外の「健康のために何を食べるのか」を考える前に
「よく噛んで食べる」を意識してください。
筆者の言い訳
分かり易くするために出来るだけ専門用語を省略しています。
どうしても抽象的な表現になるため、もっと詳しく知りたい人にとっては物足りないかもしれません。
しかし、健康のために実践するためには十分な説明だと自負しております。
今後、深堀もしていく予定ですのでお待ちください。
ご視聴ありがとうございました。
では、また別の記事でお会いしましょう。